捨てる心得

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ここでは捨てることの心得を紹介します。ほかの項目とあわせてお読みください。

どれくらいで捨てるかのルール作り

人にもよりますが、まず2年使わなければ、捨ててしまってかまいません。ただし、法事などで用いる礼服などは別ですが。

もし、今後、必要になる場合が出てくるかもしれません。しかし、それはそのときに買いなおせばよいだけの話です。2年間も使っていないものを再び使うようになる可能性のために持ち続けるより、捨ててしまってスペースをとった方が、よりお得です。「場所は金なり」です。

最初に2年を例にしましたが、これが1年でもかまいません。日本では四季があるため、季節が2回くらい回らないと本当に必要かどうかが判断しにくいという意味で2年と述べましたが、季節を問わず本来年中使うようなものであれば、1年もあれば判断が可能かと思います。

いざ、使うことがあるかもしれない、という考えで持ち続ける人もいるでしょう。

でしたら、そのときに買いに行けばよいだけです。限られた場所を物で埋もれさせる必要はありません。

ストックはやめる

買い置き、という言葉があります。説明するまでもなく、買ったものを置いておくという意味です。買ったものを置いておき、必要になったら使うというわけですが、これをやめることで、家にスペースが生まれます。

スーパーに行けば気軽に買えるものを家に余分においておく必要はありません。なくなりそうになったら買いに行く。スーパーが家の倉庫である、という考えで行動しましょう

なお、災害時の備蓄食料などはこの限りではありませんので、住んでいる地域に応じた対応を心がけましょう。

ただ、今の世の中、過疎の地域でない限り、救援は比較的早く来ますので、それほど長い日数分確保する必要はありません。

確実に使うことがわかっているのであれば、捨てることまでする必要はありませんが、何年も使い切れないようなものの場合は、捨ててしまうのもよいでしょう。何年か後には、より良い製品が出ている可能性もありますので。

嫌いなものは捨てる

嫌いなものでも取っておく人がいますが、精神衛生上よくありません。嫌いなのであれば、遠慮なく捨てましょう。

スペースもとれて万々歳です。

置き場所を決めておく

これは、捨てることより整理に関する話になりますが、まずは物の置き場所を決めておきましょう。文具はここに、はさみはここに、本は、CDは、DVDは、などなど、これはここ、という場所を一箇所のみに決めます。

そして、そのスペースがそのもので一杯になったとき、そのものの中から不要なものを捨てていきます。

スペースをはみ出すことのないように、置き場所を決め、そこで限られた分だけ置き、はみ出たら捨てる、を繰り返しましょう。

何でも置ける場所を作る

置き場所を決めておき、すべてをルールどおりに置いておくのも良いのですが、それですとやや堅苦しく感じるでしょう。そこで一箇所だけ、何でも置ける場所を用意します。カゴや一つの引き出しなどが良いかと思います。

そこにはあらゆるものの分類前の物を置けるようにします。しかし、この何でも置ける場所が広すぎると、そこにいつまでたっても置き続けてしまうため、ある程度の限られた場所に限定しましょう。

こうすることにより、物を探すときに、本来置いておく場所と何でも置ける場所の二箇所探しに行けば必ず物が見つかる状態になれます。

また、何でも置ける場所から正規の置き場所に移動させるときに、再び捨てるかどうかの選択ができるようになります。

窮屈なルールに従うのが苦手な人のための逃げの手段として、この何でも置ける場所を一つ用意することをお勧めします。